2012年01月28日

中央公園1月28日調査報告

相変わらず、寒さが厳しい朝です。
それでも鳥たちは元気に活動していました。

調査開始直後、エナガの群れに遭遇。
鳴き交わしながら忙しげに動き回っています。
6羽の群れです。
コゲラ2羽とシジュウカラ1羽も混ざっていました。
今朝は幸先の良いスタートです。

広場のケヤキには今朝もアトリが採食していました。
11羽?
しかし、Oさんは13羽と主張。
皆で数え直しです。
高い樹冠の中で採食するため、なかなか数をかぞえられません。
さらに、周りからシメやカワラヒワ、アオジ、カワセミの鳴き声が聞こえてきます。
気になって集中できません。

その後やや低いカエデに移ったところをかぞえると13羽でした。
Oさんが正解。
ここでは、カエデの実を食べていました。
カエデの実を食べるアトリを見るのは始めてです。

調査コース終盤。
久しぶりにオナガの群れが出現。
南から、次々に飛来。
その数、少なくとも27羽でした。
中に2羽、尾のない個体がいました。
何かに襲われたのでしょうか。
onaga_120128_1.jpg
(尾のないオナガ 撮影:Oさん)

よく見ると少し新しい尾羽が伸びかかっていました。
尾のないオナガの飛ぶ姿は少しユーモラスです。
面白いのでOさんに撮影してもらいました。

オナガの出現もあり、久しぶりに賑やかな調査になりました。

さて、今日は1月最後の調査です。
そこで、この一月を振り返ってみました。

今日の記録種数は24種。
1月の4回の調査では合計27種でした。
過去2年よりやや少なめです。

種数12年1月.gif
(一月の記録種数の変動 4月から3月が1年。赤が2011年度)

ここにきてシメやツグミも記録されるようになりましたが、個体数は増えません。
カルガモも例年より個体数が少ないままです。
カルガモ12年1月.gif
(カルガモの一月ごとの平均個体数の推移 赤が2011年度)

シメ12年1月.gif ツグミ12年1月.gif
シメ(左)とツグミ(右)の10月から10日ごとの個体数の推移 赤が2011年度

来月には大池の清掃が始まるため、カルガモはさらに減ることが予想されます。
シメやツグミもこのまま少ないままなのでしょうか。
来月どうなるか楽しみです。

本日の参加者:4名 記録個体数:218羽
次回は2月4日(土)朝7時からです。担当(平野)
ニックネーム バードリサーチ at 14:49 | みにクル報告(宇都宮)

2012年01月15日

浅川で雄雌調査(植田)

今日,ぶらりと10月末に「みにクル 雄雌調査」を行なった浅川のモズやジョウビタキの様子を見に行ってきました。もうなわばりが固まってしまったこの時期は,秋のように高鳴きしていないので,簡単にはモズを見つけることはできませんでしたが,それでも5羽のモズを見つけました。ジョウビタキは2羽。モズの雄雌比は雄4羽に雌1羽,ジョウビタキは2羽とも雄と,秋と大きな違いはないようでした。秋にいた鳥たちがそのままいるのではないかと思います。
皆さんの周囲のモズやジョウビタキはどうでしょう? ご覧になられましたら,以下より情報お知らせください。

http://www.bird-research.jp/1_katsudo/osumesu/osumesu.html

モズジョウビタキ以外の鳥で,様子が大きく変わっていたのは魚食性の鳥たち。10月にはカワウ,アオサギ,ダイサギがたくさんみられましたが,今回はカワウ10羽,アオサギ3羽,ダイサギ7羽のみでした。高圧線でねぐらをとっているカワウの数も厳冬期にはめっきり減ってしまうので,冬になると魚が減ってしまうのかもしれません。10月には上からでも,たくさんの魚が泳いでいるのが見えた程久保川も大きなコイが数匹泳いでいるだけで,鳥が採れるような魚はみえませんでした。


kawau.gif

高圧線ねぐらのカワウの数の季節変化


また,今年は少ないと話題になっているツグミですが,今日はそこここで見られ,十数羽はいて,例年並みか逆に多いように感じました。ここ数日の寒波で山からようやく下りてきたのかもしれません。
ニックネーム バードリサーチ at 14:33 | 活動報告

1月15日中央公園調査報告

7時、日の出前の公園。
寒さが一段と身にしみます。
上空を塒から採食地へ向かうミヤマガラスの群れが続々と通過していきます。
時おり聞こえるだみ声で、鳴き声の識別講習。
それにしてもミヤマガラスは普通の冬鳥になってしまいました。
鳥の分布の変化の速さに驚かされます。

大池は水位が下がっていました。
今年も池の掃除の季節です。

寒さの割には凍結した面積が少なく55%程度です。
水が排水されているためでしょうか。

マガモ5羽、オナガガモ3羽はこのところの常連です。
カルガモは72羽。
やはり少ないままです。

広場のケヤキはこのところの強風で葉を大分落としていました。
相変わらずアトリが採食していました。
今朝は11羽。
先週から2羽増えていました。

シメの姿もありました。
今朝は日本庭園でも鳴き声が聞かれたので全部で3羽いるようです。
秋から少なかったので、これで一安心です。
shime_120115.jpg
(ケヤキにとまるシメ Oさん撮影)

博物館の前にハシボソガラスのつがいを観察。
1羽は尾羽のまったくない個体です。
このハシボソガラスは、昨年の2月ごろに何者かに襲われて尾が抜けでしまった個体です。
繁殖後、姿がなかったのですが、また元気な姿を見せてくれました。
参加者のみなさんも再会に喜んでいました。
hashiboso_120115.jpg
(尾のないハシボソガラス Oさん撮影)

それにしても換羽期を過ぎたのに尾が伸びないのはなぜでしょう。
不思議です。

今朝は寒かったせいかやや静かな朝でした。
それでも、シメやアオジなど例年より少なかった冬鳥の姿が目に付きました。
来週はさらに増えていることを願って解散。

今日の参加者:3名 記録種22種 記録個体数180羽
次回は1月21日 7時からです。担当:平野
ニックネーム バードリサーチ at 11:46 | みにクル報告(宇都宮)

2012年01月13日

秩父の鳥の日周行動(植田)

先日の秩父の調査の折,鳥の記録頻度の日周行動の調査もしてみました。
日向になっている秩父鉄塔の下の林道沿い,日陰になっている林道の終点付近の定点で,7時,9時,11時,13時,15時に10分間の調査をしました。2分刻みで0-2分,2-4分・・・と5区間に分けて,何がいたかを記録しています

15時の調査時は雪が降り始めていたので,時刻による影響よりも天候の影響が強いと思いますので,15時はちょっと無視して図をみてください。

15時を除き,種数の傾向を見ると,日向の調査地は,朝の時間帯がやや多かったものの,あまり1日をとおして変化がないことがわかります。反面日陰は朝は少ないのがわかります。

次は種ののべ記録数です。合計羽数で示すと,アトリの群れが飛んできたりすると,それに大きく影響されてしまうので,たとえアトリが60羽いても1として,2分間ごとにいた種ののべの数を積算してみました。たとえばヒガラが10分間ずっといたら5,コガラが4分いたら,2などと積算したものです。
これを見ても日向は9時が多かったものの,日中通して出現頻度はそれほど変わらないことがわかります。日陰は朝が少なく,11時が多かったものの午後に記録が減るといった傾向は見られませんでした。

現在のところ,
・日陰は朝は鳥が少なそう
・繁殖期と違って,午後になってもそれほど記録率が落ちることはなさそう

というところまでは見えてきました。今月下旬に行く2度目の調査でもこのあたりを再検証してこようと思います。


日向日影.gif
ニックネーム バードリサーチ at 20:11 | 活動報告

2012年01月12日

秩父でモニ1000調査してきました

秩父演習林と大山沢でモニ1000の鳥類調査をしてきました。
今年,低地で少ないツグミがどうかな,と気になっていましたが,秩父には結構いました。演習林には数十羽,雪が結構あった大山沢でも20羽くらいはいた感じでした。

木の実もまだ,けっこう生っていて,食べ物も十分な感じ。右上のやつが一番人気みたいで,もうすぐ売り切れ。

CIMG0887.jpg CIMG0881.jpg
CIMG0875.jpg CIMG0873.jpg
CIMG0872.jpg CIMG0871.jpg

最近は低地でもツグミを見るようになりましたが,本格的に降りてくるのはもうちょっとかかるかもしれません。

ほかにアトリが秩父演習林に100羽以上いました。大山沢の方はパラパラ程度。マヒワは見かけませんでした。

帰りに,わらじカツ丼を食べてきました。この店はわらじカツ丼専門店なので,メニューはカツ1枚のカツ丼とカツ2枚のカツ丼の2種類のみ。2枚を頼みましたが,大きなカツで,味付けも濃いので,1枚にしとけば良かった,と後で思いました。

埼玉秩父わらじカツ丼.jpg
ニックネーム バードリサーチ at 16:52 | イベント情報

2012年01月11日

【みにクル】狭山丘陵公園調査1月(守屋)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

eq04ify06.jpg

2012年1月の調査は5名の調査員で実施しました。
寒いなか、ご参加の皆様ありがとうございます。

今年の目標は、みにクル観察地点をじわりと増やすことです。頑張ります。

さて、種数では公園内で23種、湖で6種でした。
種別に見るとシロハラ、シメはいたものの少なく、ルリビタキやジョウビタキを見かけませんでした。今年の冬のちょっと違う感じは続いていますね。
ちなみに過去2年1月に出ていて今回見かけなかったのは、アオゲラ、アオジ、カワセミ、カワラヒワ、ミサゴ、ルリビタキでした。(ジョウビタキは2年前も出ていませんでした。去年はいた。)
2012Jan-Sp.jpg

個体数では、171個体となって12月よりは増えています。昨年、一昨年とも12月に少し減って1月に増える傾向がありますね。
2012Jan-No.jpg

多摩湖では、カモ類が全くいませんでした。定着にはまだ時間がかかるのでしょうか。
カンムリカイツブリはかなりの数いるのですが、餌のせいなんでしょうか?
2012Jan-Lake.jpg

オオタカ、ノスリが観察されたのが冬らしくって個人的には満足です。

2月は、4日となります。時間は7時からです。
よろしくお願いします。
ニックネーム バードリサーチ at 16:27 | みにクル報告(狭山)

2012年01月09日

佐渡のモニ1000サイトでの冬鳥調査(植田)

小佐渡のモニ1000森林サイトに調査に行ってきました。
予報は曇り時々雪。予報の制度はC。冬の雪国は天気予報はあてにできません。去年は結構降られているのですが,「元晴れ男」の今年の運勢占いを兼ねて行って来ました。

調査地に向かうまではチラチラ雪が降っていたのですが,調査をはじめる頃には陽も出てきて,今年もいけそうな気になりました。ちなみに明日からの秩父の調査も晴れマークが並んでます。

CIMG0853.jpg

関東はアトリを除けば冬鳥が少ない感じなので,佐渡にはたくさん冬鳥がたまっているのかも・・・と思ったのですが,少ないですね。ツグミ類がちょっとだけ見られた程度でした。草の実も木の実もたくさん実っているので,食べ物が少なくていないわけではなさそうです。冬鳥はもっと北にいるのかな? それとも夏のロシアの天候が悪くて,繁殖がうまく行かなかったのでしょうか・・・。


調査終了後,モズを探して農耕地帯を車ではしりました。でもモズ少ない。代わりにノスリがたくさんおる。

nsuri.jpg

見られたモズはすべてオスでした。


新潟のカツ丼は,天つゆ風のたれにくぐらせた「たれカツ丼」です。これまで2軒で食べてのぼくの「たれカツ」の評価は低かったのですが,今回食べたこれは美味しかった。これまでのお店が単に化学調味料の使いすぎだったのかも。

新潟ちゃぶぜんたれカツ丼.jpg
ニックネーム バードリサーチ at 13:07 | 活動報告

2012年01月07日

中央公園1月7日調査結果

新年最初の調査。
穏やかな快晴の朝。
日の出直前。
手袋をした指先が寒さで痛いほどです。

寒さで鳥たちの姿も疎らです。
頭上を見上げるとヒヨドリがひっそりと佇んでいました。
hiyodori_120107.jpg
(寒さに震える?ヒヨドリ Oさん撮影)

大池もほぼ全域が凍結していました。
カモたちは僅かに残った水面に集まっていました。
カルガモの数は大変少なく、65羽だけでした。

ただ、鳥の少なさもここまで。
その後は新年のご祝儀状態でした。
ケヤキの天辺で時おり声をだしているのはツグミ。
凍った池にはキセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイの姿が。

一方、ケヤキの木は鳥たちの朝食のレストランです。
カワラヒワ4羽、アトリ9羽、シメ1羽が採食中。
keyaki_120107.JPG
(鳥たちのレストラン?:ケヤキ)

雄のカワラヒワ1羽が、鳴きながらヒラヒラと蝶のように羽ばたいて飛翔。
ケヤキの天辺にとまってコロコロコロ、ビーンと軽やかに鳴き始めました。
真冬だと言うのにディスプレイフライト?

アトリは餌を食べ終わると近くのカシの木に移動。
休憩タイムかと思っていると落ち着きがなく、さかんに動き回っていました。
一見、フライキャッチのような飛び方です。
理由がわかりません。
atori_120107.jpg
(アトリ Oさん撮影)

さらに、シジュウカラとエナガ、メジロの群れが加わり、観察者のテンションもハイに。
お蔭で肌を刺す寒さも一時忘れてしまいました。

コース終盤ではシロハラも出現してくれました。
秋口以来の記録です。

このあとも冬鳥たちが居ついくれると嬉しいのですが。

今朝の参加者:4名 記録種24種、記録個体数201羽
次回は1月15日7時からです。
ニックネーム バードリサーチ at 14:57 | みにクル報告(宇都宮)

2012年01月06日

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト 寄付のお願い

みなさま,こんばんわ。
バードリサーチ調査研究支援プロジェクトの支援先が決定しました。
下記の10件です。
このプロジェクトでは,皆さまからの寄付を集めて,それをもとに支援を行ないます。支援額は,寄付者による投票で決まる仕組みです。ご協力をよろしくお願いいたします。
aid-shiengaku.png

支援の方法はこちらをご覧ください。
■バードリサーチ調査研究支援プロジェクト 寄付受け付けページ

支援先調査・研究プランリスト
----------------------------------------------
001 内陸のイソヒヨドリ営巣調査
 (八王子・日野カワセミ会)
002 富士山北麓のソウシチョウの分布状況
 (西 教生)
003 武蔵野台地に生息するカッコウ分布調査企画
 (板谷浩男、松本昇也、益子理、木本祥太ほか)
004 セグロカモメの繁殖地を探せ!
 (NPO法人行徳野鳥観察舎友の会 佐藤達夫)
005 オガサワラノスリを数え続ける−極少個体群の草の根モニタリング−
 (千葉夕佳(旧姓 加藤)・千葉勇人)
006 三番瀬周辺全体でカモは何羽?:インターバル画像モニタリング手法の開発
 (浦安自然まるごと探検隊:松岡好美、山北剛久)
007 鳥はなぜ尾を振る?−モズが尾を振る理由を探る−
 (遠藤幸子)
008 日本国内におけるアリスイの繁殖生態
 (加藤貴大)
009 日本国内のブッポウソウの生息数調査
 (水野聖子 岡山大学大学院性)
010 「なつみずたんぼ」における水鳥の利用状況
 (バードリサーチ・オリザネット
  ・東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室)
----------------------------------------------
ニックネーム バードリサーチ at 20:43 | イベント情報

2012年01月05日

渡良瀬遊水地チュウヒ類就塒調査報告

1月4日は恒例の渡良瀬遊水地チュウヒ類就塒調査。
宇都宮のオオタカ保護基金、バードリサーチのメンバーなど15人が参加。
挨拶後、6か所に分かれて調査。
120104_1.JPG
(参加者の皆さん)

予報では、14時以降は強風とのこと。
しかし、やや風はあるもののどちらかと言うと穏やかな晴天。
調査日和に一安心。

調査地点の一つ、ハイイロチュウヒの塒では…。
目的のチュウヒ類、なかなか現れてくれず。
夕焼け空を塒に向かうカワウの編隊を数えて時間を費やす。
120104_2.JPG
(脚立の上から観察する)

16時30分ごろ、ハイイロチュウヒの雌雄が飛来。
一気にテンションがハイに。
しかし、北に通過。

16時37分雌タイプ飛来。飛び回った後就塒。
2分後雄も就塒。
10分後、連続して飛来。
ヨシ原の上を軽やかに飛び回り次々に就塒。
16時53分、最後の雄が入り、調査終了。

結局、今年は昨年よりチュウヒ、ハイイロチュウヒともやや少なめ。
それでもチュウヒ約40羽、ハイイロチュウヒ10数羽。
今年は、就塒場所が限られていた。
6地点のうち就塒が観察されたのは3地点だけだった。
春先にヨシ焼きをしていないためだろうか。

来年の調査を約束し、家路へ。
ニックネーム バードリサーチ at 14:22 | 活動報告